ガジェットスマホZenfonePixel

10年間のASUS Zenfone信者をやめた

2026年7月1日

10年間のASUS Zenfone信者をやめた

中学2年生の頃、人生で初めて買い与えられたスマホはASUS Zenfone 2だった。

それから高校2年でZenfone 5に乗り換え、大学1年の終わりにはZenfone 8を買った。気づけば、スマホ選びの基準にはいつもASUS Zenfoneがあった。

少し尖ったスペック。大手の王道とは違う立ち位置。必要なものをしっかり押さえつつ、どこか癖のある構成。

そういうところが好きだった。

これまで使ってきた歴代Zenfone
これまで使ってきた歴代Zenfone

1回目の突然死

2024年12月、大学3年の冬。手に取って何かしらの操作を行なっていたらZenfone 8の電源が突然落ちて、起動しなくなった。症状からして基盤やチップのハード的な故障だと思う。

スマホがないと生活に支障が出る。授業、連絡、決済、予定管理。今の生活では、スマホが壊れるとかなり困る。

だからそのときは、次の機種をじっくり選ぶ余裕がなかった。スペックをざっと見て、問題なさそうだと思い、場当たり的にZenfone 11 Ultraを購入した。

それでも、心のどこかでは「まあ、たまたまだろう」と思っていた。

Zenfone 8とZenfone 11 Ultra
Zenfone 8とZenfone 11 Ultra

2回目の突然死

しかし2026年6月末、そのZenfone 11 Ultraも突然おかしくなった。

最初は、特段落としたりもせずいつも通りスマホを手に取って開こうとしただけなのに、いきなり電源が落ちた。そこから再起動ループに入った。40回くらい再起動を繰り返していると、たまに正常に起動する。ただ、起動できても5分ほどでまた落ちる。症状を観察していると、ハード的な故障の線が濃厚だった。

スマホとしては、ほとんど使い物にならない状態だった。幸いにもZenfone 8の時の教訓からほぼ全てのデータを常時クラウドにバックアップしていたから、大事なデータの消失は免れた。

これがただの大学院の学期期間中だからまだ良かったが、これがMobile Suicaで改札に入ったあとだったら、就活真っ只中だったら、学会や旅行のため海外渡航中だったらと考えると怖いものだ。

Zenfoneの品質が低いと断言したいわけではない。自分の個体運が立て続けに悪かっただけかもしれないし、Zenfoneの尖ったスペックや構成が好きだった気持ちは今でも変わっていない。

ただ、2台続けて、特段落としたりしたわけでもないのにそれなりに良い値段のスマホが突然使えなくなると、さすがに常用する端末としては心許ない。

好きだからこそ、かなり苦しい判断だった。

スマホに求める条件

自分がスマホに求めている条件は、だいたい次のようなものだった。

  • 良いカメラ
  • RAM 12GB以上
  • ストレージ 256GB以上
  • リフレッシュレート 120Hz以上
  • イヤホンジャックあり
  • 画面内指紋認証あり
  • おサイフケータイ対応
  • Android
  • バッテリー持ち
  • 安定して動作すること
  • サポートがしっかりしていること

こうして並べると、かなり欲張りだと思う。

特に「イヤホンジャックあり」「おサイフケータイ対応」「高性能」「カメラも良い」「安定している」を全部満たすAndroid端末は、かなり少ない。

ちなみにZenfoneはこれらをほぼ満たしていた。サポートも、購入から1年間は無料で保証期間がついてくるし、それをすぎてもチャットや電話でサポートを受けられる。今回もチャットで一応相談はさせていただいた。でも初期化が第一で、それでも治るか微妙でその場合は修理対応となると言われた。

修理の間長期間にわたってスマホがない生活は大変だし、仮に直ってもまた再発する可能性を排除できない以上、今回も新しい機種を買うことにした。

REDMAGICとPixelで悩んだ

次の機種を選ぶにあたって、最後まで悩んだのはREDMAGICとGoogle Pixel 10シリーズだった。

比較して悩んだスマホ候補
比較して悩んだスマホ候補

REDMAGICは、自分が好きだった“尖ったスマホ”にかなり近かった。高性能で、構成も面白く、イヤホンジャックもある。スペック表を見ているだけなら、かなり魅力的だった。

正直、本当はREDMAGICが欲しかった。

ただ、今回は少し事情が違った。

これから就活が本格化する。社会人になってからも、同じスマホを使い続ける可能性がある。そう考えると、端末に求めるものは「面白さ」だけでは済まなくなってくる。

突然使えなくなると困る。サポートに不安があると困る。カメラが物足りないと、旅行のたびに少し後悔する。

自分は昔から一眼レフを持っているくらいにはカメラが好きで、旅行に行くと写真を撮りまくる。だから正直、Zenfoneのカメラにも確かに少し物足りなさを感じていた。

イヤホンジャックは惜しい。

かなり惜しい。

でも今回は、イヤホンジャックよりもカメラとサポートを優先することにした。

Pixel 10 Proを選んだ

最終的に、Google Pixel 10 Proを買うことにした。

決め手は、カメラ、長期サポート、そして日常端末としての安心感だった。

もちろん、Pixelが完全無欠だと思っているわけではない。Tensor系の性能や発熱に対して気になる点がないわけでもないし、イヤホンジャックがないことも普通に不満だ。

それでも、今の自分に必要なのは、スペック表を見てワクワクするスマホより、毎日安定して使えるスマホだった。

10年間Zenfoneを使ってきて、ようやくスマホ選びの基準が少し変わったのかもしれない。

新しく購入したGoogle Pixel 10 Pro
新しく購入したGoogle Pixel 10 Pro

ありがとう、Zenfone

今回でASUS信者をやめた。

Zenfoneが嫌いになったわけではない。むしろ、好きだったからこそここまで使い続けてきた。

でも、メイン端末として使うスマホには、好き嫌いだけでは選べない部分がある。連絡、決済、写真、予定、認証。今の生活では、スマホは趣味のガジェットである前に、生活インフラになっている。

正直ここ最近は、ASUSのZenfoneは方針がブレブレで、ちょっと迷走気味にも見える。かつては安くてそこそこのクオリティが保証されていたが、今は主要端末と同じぐらいの価格帯で、少なくとも自分の経験上は品質も心許ない。

だから今回で、ASUSから離れることにした。

それでもいつかまた、ちょっとクセがあって大好きだったASUSに安心して戻れる日が来たらうれしい。